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貿易コンプライアンス

国際貿易は、意図しないテロ活動への資金供給や制裁対象者に対する資金あるいは制限品目の提供、麻薬密売人などの犯罪者による資金洗浄の主要な経路となっています。

ダウ・ジョーンズは、軍民両用品(デュアルユース品)や制裁対象となっている取引相手、都市や港といったロケーション、船舶など、貿易に関連する主要なリスク領域を対象としたスクリーニングやモニタリング、リスク検索を実行するためのデータならびにツールを提供しています。

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近年、規制当局は海運および船舶輸送分野を注視するようになっています。これには貿易金融を担う銀行や貨物保険を提供する保険業者も含まれています。一方、貿易金融やコンプライアンス部門においては、取引品目、輸出入業者ならびにその関係者、海上輸送に関わる都市や港、船舶といった貿易取引に関わるさまざまな側面から規制リスクを検討しなければならないという認識が高まりつつあります。

規制当局の狙い

米国財務省外国資産管理室(OFAC)の海上輸送に関する勧告では、いくつかの国が制裁回避のために行っている行為について多くの例を挙げて指摘し、違法な海上輸送の摘発を強化することが求められています。2018年だけでも北朝鮮の港で260隻を超えるタンカーによる石油精製品の密輸が行われ、少なくとも50の船舶ならびに160の関連企業がグローバルな規制当局の調査対象となりました。

自社が巻き込まれないようにするためには

軍民両用品スクリーニング

軍民両用品スクリーニング

ワッセナー・アレンジメントや各国の規制が形づくるグローバルな輸出管理体制においては、軍需物資や核物質、その他の軍民両用品(デュアルユース品)を含む規制対象品目を輸出する組織は、その輸出先に応じて輸出管理規制の対象となります。 そのような規制品目を特定すべく、貿易金融取引全体を通じたいくつかの場面でスクリーニングを実施する必要があります。

船舶スクリーニング

船舶スクリーニング

OFACの海上輸送に関する勧告では、北朝鮮船籍の商船が船体を物理的に改変することで正体を隠し、別の船舶を装って摘発を逃れようとしていることが指摘されています。これには船舶名やIMO番号を別の船舶のものと塗り替えたりすることが含まれます。したがって国際船舶登録にない船舶名あるいはIMO番号が掲示された貨物船やコールサインを持つ船は、絶対に避けなければなりません。

航路のトラッキング

航路のトラッキング

港への寄港はその場所によっては、貿易金融取引に大きな影響を与えてしまう可能性があります。単なる燃料補給のための短期停泊の場合でも、寄港が禁止されている港への立ち寄りは大きな問題となります。海上輸送において制裁対象となっている港への寄港が予定されていない、また寄港履歴もないことを確認するためには、以下のような取り組みが必要です。

  • 港に関するデータベースの整備
  • 予定された輸送ルート(すべての寄航港を含む)の確認
  • 船舶の実際の航路をトラック(船舶が発信するAIS信号の捕捉)できる能力の整備

  • 瀬取り

    瀬取り

    瀬取りは、港ではなく海上で一方の船から他方の船へ貨物を受け渡す方法で、貨物の荷積地と荷揚先を隠すために利用される場合があります。不正な貿易を行うために瀬取りを行う船舶は、摘発を逃れるためにそれぞれの船舶自動識別装置(AIS)を無効化します。 こうした不正行為を把握するためにも、船舶の実際の航路をトラックする能力が必要になります。

    ダウ・ジョーンズの
    ソリューション

    貿易金融取引はさまざまな地域にまたがる複数の関係者が関与する巨大なビジネスです。多くの場合、信用状や船荷証券といった紙の書類により実施されます。システムを用いてスクリーニングを実施する際には、関連する情報を手入力する必要があります。そのため、最も効果的なトレードコンプライアンスプログラムは、自動スクリーニングの活用と手作業による確認で構成される傾向にあります。

    RiskCenter | トレードコンプライアンスは、品目、地域、貿易契約の相手方、船舶を対象とし、取引におけるレッドフラッグを識別するためのオンラインデューデリジェンスツールです。

  • 60,000隻を超える船舶情報(1,500隻の制裁対象船を含む)に加え、AISとインマルサットの位置データを統合して船舶の航海全体をモニタリングする機能を搭載。
  • 制裁対象国および地域内の4,000を超える都市と港を捕捉。
  • 出荷書類に記載される品目説明やブランド名に基づいた軍民両用品(デュアルユース品)を表すダウ・ジョーンズによる独自の用語(マッチフレーズ)リストの活用。

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  • 貿易金融での取引スクリーニングのため、既存のワークフローにダウ・ジョーンズの軍民両用品(デュアルユース品)を説明するマッチフレーズフィードを統合することができます。

    ダウ・ジョーンズでは独自調査により、貿易金融の現場や信用状、船荷証券といった貿易関連書類において、軍民両用品(デュアルユース品)の説明に実際に使用されている用語と関連性の高いフレーズを特定し、それをマッチフレーズとして提供しています。

    詳しい情報のお問い合わせ

    ダウ・ジョーンズの制裁データは、包括的な制裁リストの捕捉により国内外のコンプライアンス要件に対応します。包括的あるいは限定的な制限措置の対象となる人物および法人のリストを含み、誤検知(false positive)を減らすための2次的識別情報を備えています。

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    貿易コンプライアンスに関するお問い合わせ